X5にプラグインハイブリッドモデル追加決定

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BMWは、4代目X5にプラグインハイブリッドモデル「xDrive 45e iパフォーマンス」を、2019年中に追加導入することを発表した。

 

プラグインハイブリッドモデルとしては2代目となる45eは、初代の40eよりも大幅な進化を遂げているようだ。

 

それでは早速、BMWが誇るミドルサイズSAVの最新プラグインハイブリッドを見ていくとしよう。

 

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▶大幅なパフォーマンスアップを果たしたパワートレイン

45eは、直列6気筒ターボ(286ps)にモーター(112ps)が組み合わされ、トータルで394ps/600Nmを発揮する。トランスミッションは、8速ATが組み合わされ、xDriveで四輪全てを駆動。最高トルク600Nmを誇るエンジンは、バッテリーの重さを感じさせない軽快な加速を実現してくれるはずだ。

 

ちなみに、先代の40eのパワートレインは、直列4気筒ターボ(245ps/350Nm)にモーター(113ps/600Nm)が組み合わされ、トータルで358ps/600Nmを発揮。初代と比較すると、2代目の45eは、4気筒から6気筒へと大きくなり、最高出力は36psも向上している。

 

パフォーマンスであるが、0-100㎞/h加速は先代の40eよりも1秒以上速い5.6秒でこなし、最高速度は235㎞/hに達する。最高速度は控えめなものの、0-100㎞/h加速においては、SUVとしてはなかなかの俊足ぶりではないだろうか。

 

112psを誇るモーター単体の最高速度は、40eの120㎞/hから140㎞/hへと大幅に向上。そして、最も改善著しいのが、モーター単体での航続距離だ。40eのおよそ23㎞から80㎞へと3倍以上も航続距離が伸びている。しかも、時速137キロという速度での走行で80㎞航続可能というのだから、相当に出来の良いモーターである。

 

エンジンの出力アップもさることながら、モーターの予想以上のアップグレードにより、これまで以上のハイパフォーマンスと燃費向上の両立が期待できそうだ。

 

出来の良いモーターのリチウムイオンバッテリーは車体の床下に搭載されるので、居住性や実用性への影響も最小限に抑えることができたようだ。ラゲッジスペースは、通常のX5よりも150ℓ少ないものの、500ℓを確保。後席を倒せば、最大1,716ℓを確保できるという。SUVとしての機能は十分全うできる容量であろう。

 

▶通常モデルと同じ足回りだが、ハンドリングはスポーティ

足回りは、通常のX5と同じ電子制御ダンパーを備えたエアサスペンションだ。エアサスペンションは、「サンド」「ロック」「グラベル」「スノー」の4つのモードからいずれかのモードを選択すると、モードに応じて車高を調整し、xDrive、DSC(電子制御シャシー)、トランスミッション、エンジンを統合制御し、任意のモードでクルマの走りを最適化してくれる。

 

X5の4WDは、リアバイアスの4WD(トルク配分が後輪寄り)となり、リアアクスルにディファレンシャルロックを備えているので、よりしなやかで気持ちの良いコーナリングが期待できる。

 

しかも、車体の床下に重いバッテリーを搭載しているため、腰高のSUVのボディでありながら、低重心が強化されている。つまり、3シリーズや5シリーズのような、回頭性に優れたシャープなハンドリングが可能となるのだ。これは、他のX5にはない、プラグインハイブリッドならではの魅力だろう。

 

そして、オプションでスポーツサスペンションを選ぶと、インテグラル・アクティブ・ステアリング(BMW版4WS)も付いてくるという。BMWをこよなく愛する方にとっては、是非とも選びたいオプションではないだろうか。

 

▶最新のコネクティビティと運転支援装備

コネクティビティと運転支援装備については、来年の発売時において最新のものが搭載される予定だ。そして、顧客からの多様な要望に応えるべく、オプションリストを充実させ、自分だけの1台を創るという高級車ならではの付加価値にも一層の磨きをかける。

 

「xDrive 45e iパフォーマンス」は、コネクティビティ、運転支援装備、カスタマイゼーションの充実で、一段上のよりプレミアムな快適性を提供してくれることだろう。

 

Photo source:BMW

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