新型RS Q3、420psで2代目AMG GLA45 Sに挑む

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昨年7月にフルモデルチェンジを果たした、アウディQ3。

 

まだ初々しさが残る新型Q3に、早くもトップモデルである「新型RS Q3」のテストが、スウェーデンで進められている。

 

新型RS Q3のライバルは、420ps超のパワーが確実な新型メルセデスAMG A45 Sの派生モデル「新型AMG GLA45 S」だ。

 

新型RS Q3は、アウディご自慢の2.5ℓ5気筒ターボに一層の磨きをかけ、量産4気筒最強のエンジンに立ち向かう。

 

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▶420psへとパワーアップ

新型RS Q3のエンジンは、現行のRS3の2.5ℓ5気筒ターボ(400ps/480Nm)の改良版が搭載される予定だ。パワーは、420ps/500Nmと尋常ではない領域へと達する見込みだ。エンジンをかけた瞬間、ブォ~ンという重低音の轟音を響かせてくれることだろう。

 

現行のRS Q3のパワーが、367ps/465Nmであることを考えると、50ps超の大幅なパワーアップとなる。0-100㎞/h加速は、現状の4.4秒から、限りなく4.0秒へと近づくだろう。本当に実現すれば、SUVとは思えぬ韋駄天ぶりだ。

 

トランスミッションは、7速Sトロニックが組み合わされ、クワトロにより四輪全てを駆動する。S4以上の車種に搭載される、*リアスポーツディファレンシャルが装備されれば、フラットボトムのレーシーなステアリングで、胸がすくような気持ち良い高速コーナリングを愉しめるはずだ。

 

一方、量産4気筒最強のエンジンを有する新型AMG GLA45 Sは、421psでRS Q3を迎え撃つ。さすがはAMG、桁外れのパワーだ。新開発のトランスミッション「8速AMGスピードシフトDCT」が組み合わされ、AMG E63譲りの最新型4WD「4MATIC+」で、怒涛のパワーをオン/オフロード関係なく、路面へと伝える。目眩がするような、暴力的スペックだ。

 

*リアスポーツディファレンシャル:走行状況に応じて、左右の後輪のトルク配分を制御し、旋回性能を向上させる。

 

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▶AMGに比べると大人しいRS

新型RS Q3の外観は、フロントバンパー下部に巨大なエアインテークを備える最新のアウディRSデザインだ。リアには、RSの象徴とも言うべき太い楕円形のエキゾーストパイプが左右に2本鎮座する。

 

AMGが見た目から暴力的なまでの過激さを売りにする半面、RSはスタンダードモデルよりもスポーティなデザインに留まる。これらの演出については、好き嫌いが分かれよう。RSの控えめなスポーティさが、優雅で洗練された印象を与えることも、一つの事実である。

 

▶今後の展開

新型RS Q3は、今年の年末に発表される予定である。気になる新型SQ3は、新型S3と同じ300ps超のパワーを引っ提げて、今年の後半に発表される可能性が高い。

 

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Photo source:Audi

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