【速攻動画】新型RS6アヴァント / 新型S6 TDIほか

with No Comments

新型アウディRS6アヴァントが、今秋のデビューを控え、ニュルブルクリンクサーキットでテスト走行を重ねている。

 

「ビジネスマンズ・エクスプレス」の代名詞である新型RS6アヴァントは、ライバルのメルセデスAMG E63はもちろん、スーパーカー顔負けのパフォーマンスを見せつけることができるか。

 

SPONSORED

SPONSORED

 

▶RSの公式に沿った外観

新型RS6アヴァントは、従来のRSモデルのドレスアップの公式に沿ったものとなりそうだ。モンスター級のパワーを備えるエンジンには、大量の空気を送り込むべく、フロントバンパーの両サイドに巨大なエアインテークを備える。もちろん、フォーリングスが燦然と輝くフロントグリルも存在感抜群だろう。

 

そして、リアエンドは、平らで大きな楕円形のエキゾーストパイプが左右にそれぞれしつらえられる。スーパーカーも怯んでしまうような迫力あるサウンドを轟かせてくれるのではないだろうか。

 

▶超ド級の予想スペック

新型RS6アヴァントの予想スペックは、超ド級。スーパーカー・キラーと言っても過言ではない。4.0ℓV8ツインターボを搭載し、最高出力は現行モデルの560psから605psへと大幅アップが見込まれている。605psと言えば、「RS6パフォーマンス」と同じパワーだ。しかも、最大トルクは「RS6パフォーマンス」の700Nmから800Nmになるという。

 

パフォーマンスは、0-100㎞/h加速を3.7秒以下でこなすと予想される。現行の3.9秒よりも0.2秒以上の短縮だ。そして、最高速度は305km/h以上。2t超のワゴンを、3秒台で100㎞/hまで加速させ、300㎞/hの世界へとご招待。「ビジネスマンズ・エクスプレス」を超えた、スーパーカー・キラーと言わずして、なんと言おうか。

 

さらに、新型RS6アヴァントには、さらに上のモデルが用意されている。AMG A45Sといい、ゴルフRプラスといい、これまで「頂点」と思われたさらに上のモデルを投入するドイツ勢の最近のトレンドは、ドラゴンボールのスーパーサイヤ人以降の展開に似ている気がしないでもない…閑話休題。

 

新型RS6アヴァントの究極モデルである「ハイブリッド」には、ポルシェ「パナメーラ ターボS E-Hybrid」のパワートレインが移植され、680ps/850Nmという超超ド級のパワーが与えられることになる。

 

パフォーマンスは、0-100㎞/h加速が3.4秒、最高速度が310㎞/h。公道で発揮する機会がない超絶レベルである。

 

Source:cvdzijden – Supercar Videos

 

▶新型S6、S7 TDI

先日、アウディは、新型S6、S6アヴァント、S7スポーツバックのTDIモデルを発表した。ディーゼル不正事件で苦境に立たされているアウディだが、主力のSモデルにディーゼルであるTDIを追加導入した。アウディのディーゼルにかける並々ならぬ思いが窺える。

 

これらTDIの3モデルには全て同じ、3.0ℓV6ターボディーゼルが搭載される。今回の目玉は、このターボディーゼルがただのターボでないということ。つまり、先代のポロGTIのツインチャージャーのように、低回転域過給の電動コンプレッサーと中・高回転域過給のターボチャージャーを組み合わせた、実用性とパフォーマンスを高次元で両立するものだ。スムーズな発進と、ターボラグを過去の遺物としてしまうような気持ちイイ加速は、病みつきになるかもしれない。

 

パワーは、349ps/700Nmを発揮。ディーゼル特有の超トルクフルなエンジンの最大トルクは、なんと2,500rpm – 3,100rpmで発揮されるという。常用域でのとてつもない力強さである。そして、この強力なパワーは、8速ティプトロニックを介して、クワトロで四輪全てに伝えられる。Sモデルだけに、トルク配分は40:60のリアバイアス(後輪寄りのトルク配分)となる。スポーティな走りは折り紙付きだ。

 

パフォーマンスは、新型S6の0-100㎞/h加速が5.0秒で、新型S6アヴァントと新型S7スポーツバックの0-100㎞/h加速が5.1秒。最高速度は、3モデルとも同じで、リミッター作動で250km/h。もはや、これまでのディーゼルの常識では測れない領域に到達している。

 

▶48Vマイルドハイブリッドで燃費向上

TDIの3モデルには、48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載されている。このマイルドハイブリッドシステムは、48ボルトの電源システムに、クランクシャフトに連結されたBAS(ベルト駆動式オルタネーター・スターター)と、10 Ahのリチウムイオンバッテリーが組み合わされている。

 

48Vマイルドハイブリッドシステムの採用により、減速によるエネルギー回生はもちろん、55㎞/hから160㎞/hの速度域でエンジンを停止させたまま40秒間惰性走行もできる。その結果、100㎞あたり0.4ℓの燃費向上が期待できるそうだ。遠出のレジャーで、大いに活躍してくれるだろう。

 

▶今後の展開

新型RS6アヴァントは、今年9月に開催されるフランクフルトモーターショーでの発表が予定されている。発売時期は、欧州を皮切りに、今年の年末になりそうだ。

 

新型S6、S6アヴァント、S7スポーツバックのTDIモデルは、今年の夏より、欧州から順に発売される。価格は、2019年4月14日時点の為替レートで、新型S6 TDIがおよそ970万円、新型S6アヴァントTDIがおよそ1,000万円、新型S7スポーツバックTDIが1,050万円からとなる。

 

 

Photo Source:Audi, cvdzijden – Supercar Videos

SPONSORED

SPONSORED