タフガイ、ブラバスB40-500登場

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メルセデスベンツの世界的なチューニングブランドのブラバスは、G500をベースにしたB40-500を発表した。

 

見るからにタフガイなB40-500は、パワーアップはもちろん、ハマーにも通じるような堅牢なスタイリングが目を引く。

 

それでは早速、このタフガイぶりをのぞいてみることとしよう。

 

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▶大幅にパワーアップされた心臓

パワートレインは、メルセデス純正のECUにブラバス独自のプラグアンドプレイ式サブコン「パワーエクストラ B40-500 パフォーマンスキット」を割り込ませることで、燃料噴射・点火・ブースト圧のマッピングがブラバス仕様となり、エンジンの出力アップを実現している。

 

4.0ℓV8ツインターボエンジンは、500ps/710Nmを発揮し、G500よりも78ps/100Nmという大幅なパワーアップを達成。強力なパワーは、9速Gトロニックを介して路面へと伝えられる。

 

そのパフォーマンスは、0-100㎞/h加速が5.7秒となり、最高速度はリミッター作動で210㎞/hに達する。

 

ボディサイズや車重から考えると、十分以上のパフォーマンスを達成しているのではないだろうか。

 

他を寄せ付けない威圧的な見た目と、その体躯には不釣り合いな俊足を備えたB40-500であるが、エキゾーストシステムは意外に周囲への配慮がなされたものとなっている。

 

ステンレス製エキゾーストシステムは、2つのモードを切り替えできる可変フラップを備えている。「スポーツ モード」はパワフルなV8のエンジンサウンドを声高に轟かせてくれる。一方、「ホームカミング モード」は、ご近所に迷惑が掛からないよう控えめな音量に抑えられているそうだ。

 

見た目からは想像できない、大人の対応である。

 

マッスルカーへと仕立て上げるメカニック達が、ご近所さんへの配慮を真剣に考え形にしている姿を想像すると、何とも微笑ましい限りだ。

 

さて、走りについてであるが、足回りについての詳細な情報は残念ながら公表されていない。したがって、走りや乗り心地については何とも言えないが、ボディの前後に専用のスポイラーを装着することで空力性能の向上を図っており、ハンドリングの安定感はG500よりも増しているようだ。

 

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▶装甲車を思わせるルックス

エクステリアは、ブラバスの「ダブルB」のエンブレムがひと際目立つ独自のラジエターグリルを採用し、カーボン製のボンネットには左右にそれぞれエアインテークを備えている。そして、フロントウィンド上部には、左右にヘッドランプが備わっており、真正面から見ると装甲車のような堅牢でタフなルックスである。

 

この存在感あるヘッドランプは、電源をオンにすると左右合せて24個のLEDライトが、茂みに隠れる逃亡者を見つけ出さんばかりの光量で、道路を煌々と照らす。そして、フロントスポイラーの両側には、デイタイムランニングライトが備わっており、肩で風を切るがごとく、周囲にタフガイの参上ぶりをアピールする。

 

足元のホイールは様々なデザインのものが、オプションを含め20インチから23インチまで用意される。23インチのブラバス プラチナ エディションは、軽量で高剛性の鍛造ホイールとなる。組み合わされるタイヤは、コンチネンタル、ピレリ、ヨコハマの3つのタイヤメーカーから好きなものを選べる。

 

低重心のスポーツカー好きも、B40-500を目の前にすると、一度は乗ってみたい「マッドマックス」のインターセプターや、「バットマン」のバットモービルを連想してしまう。

 

そう、少年の心に火をつける魅力を備えたクルマなのである。

 

▶多彩なマテリアルを楽しめるインテリア

インテリアの特徴としては、多彩で上質なマテリアルから自分好みのものを選べること。インテリア全体を覆う本革は、アルカンターラを含む様々な種類の本革が取り揃えられており、ステッチパターンも多数用意されている。トリムも、バラエティに富んだウッドパネルやカーボンパネルが用意されている。アクセルペダルとブレーキペダルは、アルミ製となる。

 

インテリアは、見た目と比べると控えめなドレスアップに留まっているように思える。

 

アルピナのように、独自のスポーティなメーターディスプレイなんかを用意してくれているとオーナーの気分はさらに盛り上がることだろう。

 

▶今後の展開

価格や発売時期については公表されていないため、現段階での日本導入時期は不明だ。しかし、ブラバスは早くも、AMG G63のブラバス仕様の登場を臭わせており、究極のマッチョなモデルが欲しいオーナーは、しばらく様子を伺うことをお勧めする。

 

AMG G63は、AMG 4.0リッターV8ツインターボエンジン(585ps/850Nm)を搭載するモデルである。これをさらにパワーアップさせるのである。一体、どれほどのパワーがあれば、満足するのか、させられるのか…

 

▶マッチョには筋肉で対抗すべし

シュワちゃんやスタローンが乗ってそうな、ゴリマッチョなAMG G63のブラバス仕様。

 

見た目からして、乗る人を選びそうな強烈な威圧感を放つだろう。

 

ならば、こちらもゴールドジムでガッツリ鍛えて、ゴリマッチョなブラバスに見劣りしないぐらいまで筋肉を成長させる覚悟である。

 

Photo source:BRABUS

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