5つのハイブリッドモデルを展開、8代目新型ゴルフ登場

with No Comments

その名が、ドイツ語で「メキシコ湾流」を意味する「デア・ゴルフシュトローム」に由来するゴルフ。この世に生を受けたのは、1974年5月。それから45年に渡り、フォルクスワーゲンのベストセラーとして君臨し続けている。しかしそれだけではない。ゴルフはコンパクトカーのお手本、いや実用車のお手本としての地位を半世紀近く堅持する生ける名車なのだ。

 

世界的なクルマの祭典から遅れること1か月、フォルクスワーゲンの本社があるドイツのヴォルフスブルクで、「ザ・ベンチマーク」の全貌が明らかになった。

 

何代にも渡ってゴルフを乗り継いでいるオーナーは世界中に数知れず。そして何より、世界一の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンのエース中のエース。最新のゴルフは、エンジン、トランスミッション、シャシー、実用性などの全ての面において、クラストップの性能を期待されるだろう。そして、その期待に見事に応えてくれると思う。

 

世界中の自動車メーカーがゴルフを目標としてきた。しかし、私はいまだゴルフを全方位で追い抜いたコンパクトカーを見たこともなければ体験したこともない。これこそが、ゴルフが「ザ・ベンチマーク」と言われる所以なのだろう。

 

関連記事:生ける名車シリーズ第一弾:初代ゴルフ(前編)

 

関連記事:生ける名車シリーズ第一弾:初代ゴルフ(後編)

 

SPONSORED

 

SPONSORED

▶目玉は5つのハイブリッドモデル

8代目ゴルフには、48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載される。これは、48Vのベルト・スターター・ジェネレーターと48Vリチウムイオンバッテリーが組み合わされたものだ。この48Vマイルドハイブリッドシステムの採用により、動力性能ではエレクトリック・ブースト機能により加速性能が向上。一方の燃費においては、WLTP基準で10%の燃費改善をしているそうだ。残念ながら、パフォーマンスモデルのGTI、R、Rプラスへの搭載は見送られることが決定している…

 

この48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載されている車種は「eTSI」といい、110ps、130ps、150psの3モデルが用意されている。組み合わされるトランスミッションは、フォルクスワーゲン自慢の7速DSGだ。

 

加えて、プラグインハイブリッドも2モデル展開される。「eハイブリッド」というスタンダードモデルは204ps、パフォーマンスモデルの「GTE」は245psを発揮する。この2つのプラグインハイブリッドモデルには、13kWhのバッテリーが搭載され、バッテリー単体でおよそ60㎞の航続が可能だという。

 

48Vマイルドハイブリッドシステムの搭載により、燃費効率の向上はもちろん、ドライバーが気づかないほどのスムーズなアイドリングストップからの発進、これまで以上にパワフルな加速が実現される。とにもかくにも、排気量は小さくなったのに静かでマナーも良く、パワフル、いかにも超優等生のゴルフだ。大いに期待できる。

 

ボディサイズは、全長:4284mm × 全幅:1789mm × 全高:1456mm。ホイールベースは、2636mmとなる。ちなみに、ボディスタイルは5ドアハッチバックとワゴンの2モデルだけの展開となり、3ドアモデルは廃止される。

 

▶6つの内燃機関モデル

純粋な内燃機関モデルは、ガソリンとディーゼルの6モデル展開される。ガソリン車の1.0ℓ直列3気筒ターボ(TSI)は、90psと110ps。1.5ℓ直列4気筒ターボ(TFSI)は、115psと150psを展開する。

 

ディーゼル車の2.0ℓ直列4気筒ディーゼルターボ(TDI)は、115psと150psが用意される。新型ゴルフのディーゼルは、現行モデルに比べおよそ17%もの燃費改善に成功したという。

 

ハイブリッドモデル、内燃機関モデル共に、ホイールは16インチと17インチが用意され、スポーティな佇まいのRラインも用意される。

 

▶デジタルなコックピット

コックピットは、最新モデルだけあってデジタルで統一。メータークラスターは、10.25インチが採用され、センターコンソールのインフォテインメントディスプレイは標準が8.25インチで、オプションで10インチに変更することが可能だ。

 

目に留まるのは新型ゴルフのギアレバーだ。新型ポルシェ911と同じようなトグル式スイッチ風のギアレバーは、これからの時代は、ステアリングより上ですべての操作をしなさいと言わんばかりの簡素なものだ。

 

日本導入の際はどうなるか分からないが、欧州仕様ではクルーズコントロールの最高速度がなんと210㎞/h。ドイツのアウトバーン仕様ということなのだろうが、運転支援機能についても安全性への相当な自信が伺える。

 

▶気になるGTI、R、Rプラス

気になる新型GTIは、2モデルが用意されるようだ。標準モデルが250psで、「GTIパフォーマンス」が290psを発揮するのではないかと言われている。そして、究極のゴルフこと「ゴルフR」は300psを超えるのは必至と言われている。この「ゴルフR」の上を行く「ゴルフRプラス」は400psを発揮すると思われる。なお、メルセデスAMG A45Sに採用されたドリフトモードは採用されないようだ。パフォーマンスカーで最近人気の四輪操舵の採用も見送られるという。これまでのGTIやRで培ってきたXDS+に、さらに磨きをかけるだけでも相当レーシーな走りができる自信の表れなのだろう。

 

関連記事:新型ゴルフGTI、300ps超のパワーで登場か

 

関連記事:新型ゴルフRプラス、400psで2020年に登場か

 

▶今後の展開

8代目となる新型ゴルフは、欧州を皮切りに12月から販売が開始される。さあ、日本導入はいつになるだろうか。

 

Photo Source:Volkswagen

SPONSORED

SPONSORED